今日もお疲れさまです。今回は展示のご案内です。ギャラリー小柳(銀座)にてアトレスのパートナーである、末松享子の作品が展示されています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。7月10(金)〜18日(土)迄です。http://www.gallerykoyanagi.com…
今日もお疲れさまです。スイスのバーゼル滞在時、アートバーゼルだけでなく、バイエラー財団にも行きましたのでレポートします。バイエラー財団はバーゼルからトラム(日本では懐かしの路面電車のような乗り物)で20分ほど北東へ行った所です。少し田園があ…
今日もお疲れさまです。今回は前回のアートバーゼルレポートの続編です。大きな展示を専用の会場に集めたアンリミテッド展をレポートします。今回のアンリミテッド展の目玉は会場に入ってすぐのユリウス・フォン・ビスマルクさんの作品〈Egocentric System〉…
今日もお疲れさまです。 先日、スイスのアートバーゼルに行きました。 遅ればせながらレポートしますね。 アートバーゼルは現在、スイスのバーゼルとアメリカのマイアミ、そして中国の香港で開催されています。 中でもスイスは発祥の地で、3つの開催地でも…
今日もお疲れさまです。 人が生活していくには、いつの時代も “縛り” があります。 その “縛り” は時代を象徴していて、“縛り” と共に生きていくことが、 “自然な姿” ともいえます。 ライアン・マッギンレーさんは、初期の写真作品で、現代人の2つの “縛り”…
今日もお疲れさまです。美術系の学校などで、描き進めた絵に対し、「もっと描き込まないと」と指導されることがあります。“描き込み” とは、文字通りの意味で、細かく描くことや、描写を加える量を増やすことです。美術系の学校では、モチーフに対して本物に…
今日もお疲れさまです。アート作品は常に、「見る人の解釈」を生じさせるものです。アート作品には、どんな作品もテーマやコンセプトがあるため、鑑賞者は何らか考えたり感じたりするのです。たとえば、美しい花の絵を描いていれば、「美しい花の絵だな」と…
今日もお疲れさまです。前回のエントリーは、絵画空間の “抜け” をつくるために注意しなくてはいけないことを描きました。モチーフや対象の要素が、画面の “四角” の要素と近い場合、絵画空間の “抜け” がなくなってしまうという話です。一方で、画面の “四…
今日もお疲れさまです。絵画を制作する上で、静物画や風景画などの “リアルな空間” を描く際、手前から奥に抜けて行く要素、すなわち “抜け” が必要になります。絵画空間に “抜け” を意識し、設定することで、鑑賞者はなめらかに絵画空間の中を回遊すること…
今日もお疲れさまです。絵画の基本的な訓練を経験し、色んなアーティストの作品を見る機会が増えると、自分も独自の描き方をしたいと思う人がいるはずです。そんな時、一番早く、独自の描き方をする方法があります。それは、 “描き方の条件を変える” ことで…
今日もお疲れさまです。絵画を描く場合、まず “何の素材” で描くかを選ばなくてはいけません。油彩画を選ぶ人は、油絵の具を中心とした画材を用意します。しかし油彩画には最大のデメリットがあります。それが「油絵の具の、乾きの遅さ」です。純正の油絵の…
今日もお疲れさまです。アート制作においては、オリジナルの表現が必要です。自己表現するのがアートのため、オリジナル表現をするのは当たり前のことです。しかし、いざアーティスト活動をしている人を見ると、オリジナル表現をするのではなく、 オリジナル…
今日もお疲れさまです。苦労して得たものは、なかなか捨てられないものです。それは、絵画の技術においても同じです。高い描写力を手に入れ、その描写が評価されてしまうと、それを “変える” という選択肢がなくなります。本来描写力とは、テーマやコンセプ…
今日もお疲れさまです。前回のエントリーでは、木炭デッサンの “特徴” について書きました。今回は、木炭デッサンが苦手な人のために、木炭デッサンのコツを書きます。ではまず、おさらいです。木炭での描写は、木炭の粒子の細かさや描画材としての柔らかさ…
今日もお疲れさまです。木炭デッサンは、絵画の歴史の中でも太古の昔からあったといえます。人類が火を持ち、“墨” を使って絵を描いたのが、木炭デッサンのはじまりだとしたら、かなり昔から存在した可能性があります。木炭という素材を使用した作品で有名な…
今日もお疲れさまです。白髪一雄は、足で油彩画を描く作家です。1924年生まれで、戦後間もない1950年代から活躍した作家です。支持体を床に敷き、天井に引っ掛けたロープでバランスを取りながら裸足で描くスタイルです。本人が、「絵画には勢いがないといけ…
今日もお疲れさまです。以前のエントリで、美術館の展示に対して、“どの位の鑑賞時間を要するか” を明記してほしい旨を書きました。今回は、その第二弾です。今回新たに美術館関係者の方にお願いしたいのは、“展示インデックスの配布or掲示” です。つまり、…
今日もお疲れさまです。アート作品の制作には、人それぞれの “作風” があります。作風とは、プロにだけ当てはまる言葉ではなく、どんな人も、“形にした瞬間から” 作風が生じます。描き方、色使い、形の入れ方など、様々な要素とその組み合わせが、 “作風” の…
今日もお疲れさまです。優秀なアーティストを発掘・育成するための、アート系コンペの機会は国内に結構あります。しかし、それらは“アーティスト志向が高い人” 向けで、アーティスト志向が低い人には向いていません。なぜなら、アート作品を手がけながらも自…
今日もお疲れさまです。アート作品は、売買されています。そしてアート作品は、手がけたアーティストが順調に活躍して知名度を上げていくと、時を経るに連れ価値が上昇します。すなわち、アート作品は買った当時より高い価格で “売る” ことができます。する…
今日もお疲れさまです。一枚の絵を描いていくと、自身の “手グセ” が見えることがあります。“個性” として打ち出せる “手グセ” であればそのまま活かすべきですが、そうでない場合は注意が必要です。なぜなら、“手グセ” によって作品のクオリティが下がるこ…
今日もお疲れさまです。前回のエントリーで、日本の地上波放送は、“展覧会レポート番組” になっていることを書きました。では、“展覧会レポート” 番組以外にどんな企画なら、アート番組として魅力的なのか考えてみました。まず、日本のアート界は、あまり世…
今日もお疲れさまです。地上波において、アート系のテレビ番組はそんなに多くありません。そのため、限られた地上波のアート系番組を、興味がある人は見るわけです。興味だけでBSアンテナを買ってまで、BSの美術番組を見る人はなかなかいないでしょう。その…
今日もお疲れさまです。油絵やアクリル画を描く際、サイズだけでなく、キャンバスの “規格” を決めなくてはいけません。特に、“F” と “S” のどちらの規格かで悩むケースが多いでしょう。人物画に、最も適しているといわれる “F” という規格。正方形の “S” と…
今日もお疲れさまです。前回のエントリーでは、「明暗表現の注意点」を書きました。輪郭全体を暗く囲ってしまうと、そのモチーフは他の画面と分断されてしまう。という注意点です。そこで、モチーフの輪郭は、暗部で囲むのではなく、明部を “あてる” ことが…
今日もお疲れさまです。モノは “立体” として成り立っています。“立体” としてのモノを描こうとする場合、“立体感” を表現しなくてはいけません。“立体感” を出すには、“明暗表現” が必須です。なぜなら、光は基本的に一定の方向(主に上方)からモチーフに…
今日もお疲れさまです。絵画における “タッチ” は音楽でいう “歌” と同じです。なぜ同じかといいますと、絵画の中のタッチ、曲の中の歌、どちらも “在り方” が同じだからです。“タッチ” のない絵画は物足りない場合がありますし、“歌” のない曲も同様です。…
今日もお疲れ様です。一枚の油絵を描き出す時、キャンバスの画面全部に何らかの色を塗るように指導を受けることがあると思います。いわゆる “下地” や “下塗り” といわれる行程です。描きはじめに、“下塗り” の行程を経るのは、油絵制作の中でも、“王道” で…
今日もお疲れさまです。油絵の初心者にとって、目の前のモチーフを見えたまま再現するのは難しい取り組みです。なぜなら油絵の初心者ほど、モチーフを “シンプルに表現する”からです。“シンプルに表現する” とはどういうことか。例えば、モチーフを輪郭線で…
今日もお疲れさまです。アート作品の制作には、常にサイズの検討が必要になります。美術の教育機関や美大受験では、あらかじめ課題などて、サイズが規定されています。そのため、「サイズをどうするか悩む」ということはほとんどありません。ところが、課題…