“タッチ” は “歌” と同じ
今日もお疲れさまです。
絵画における “タッチ” は音楽でいう “歌” と同じです。
なぜ同じかといいますと、絵画の中のタッチ、曲の中の歌、どちらも “在り方” が同じだからです。
“タッチ” のない絵画は物足りない場合がありますし、“歌” のない曲も同様です。
歌は、同じ曲でもヴォーカルが変われば別物です。
声の特徴、高低、テンポ、抑揚、リズム感…。
これらの要素はすべて、絵画における “タッチ” にも共通しています。
歌に個性があるように、タッチにも “個性” があるのです。
つまり、絵画における “タッチ” は、曲における“歌” と同じくらい重要で、“個性の出し所” なのです。
そのため、一切のタッチを廃したフラットな絵画は、伴奏だけの曲のようなイメージです。
もちろん、クラシックやジャズやエレクトロニカの曲のように、“歌が必要ない曲” もあります。
しかし、絵画の方向性を検討している場合。
“タッチ” が強烈な個性になることを把握した上で、その個性となるタッチを “どこまで出すか” を考えてみることをオススメします。
その上で、
フラットに描いたり、
タッチを意図的に強調したり、
タッチの密度を上げたり、
など、自分のスタンスを決めていくと、後々の選択肢が自由になります。
では、何かあれば教えてね!